LaLaLa Beautiful Pay Forward

都内で出張エステを営むエステティシャンが、美容チャレンジと女性の生き方について前向きな記録をします。

魅惑力の高め方(1)Lesson編 モテることは、簡単です。

シリーズ『魅惑力の高め方』
1章につきLesson編Practice編の2編があり
Lesson編は、具体的なアドバイス
Practice編は、実践記録を
記載します。

≫Practice編≪
≫目次≪

 

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東京・表参道から程近い高級住宅街の、オートロックが4つもある豪勢なマンションの一室。

そこに住むこの世の贅を全て手に入れたようなセレブ美女から発せられた、エネルギー溢れる一言を初めて聞いたとき、私はポカンと開いた口を閉じることも忘れて次の言葉を待ったものでした。

半年後には、私も同じようなセリフを方々で言うようになるのですが、その日は結局、丁寧な解説を少しも理解できなかったのを覚えています。

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そのセレブ美女は、花織様と言います。

私は、3年前に独立してエステを1人で営んでおり、花織様は、ご自宅に私を招いてプライベート・トリートメントを受けてくださるお客様の1人です。

当時私は31歳。
認めたくないけれど、私は当時、完全に嫁き遅れておりました

「自営でエステティシャンをしている」
と聞けば何となく想像がつくことですが、美容が好きで完璧主義、負けん気が強いのに、反面、我慢が苦手なところがあります。
結婚生活に向いている性格ではありません

周りの人が
「高望みさえしなければ、すぐにでも結婚できそうなのに」
と言ってくれるのを良いことに、大人になっても少女漫画を読みながら、
「いつか大好きな彼に愛されて…」
と、高望みしまくる怠惰な生活を謳歌していました。

モテたいだなんて開けっ広げに言うことは恥ずかしいし、何もしなくても容姿は悪くないはずだ(チヤホヤされることも記憶の中ではよくあった)し、何より、当時は付き合っている彼氏だっていましたから、「モテ」という単語を聞くこと自体が久々でした。

ですので、
「モテることは簡単です」
というお話は、どうも右から入って左へ流れ出ていくばかりで心にまったく引っかからず、私は、当たり障りない返事を返すしかありませんでした。

そのときの感覚は、ピカソの絵を見たときの感覚に近いと思います。
価値があるだろうことは伝え聞いているけれど、私には馴染みないのないもの。
ついウッカリ
「私にも描けそう」
と言ってしまいそうな、でも
「そんな風に口を滑らそうものなら無知だとバレてしまうかもしれない」
と、浅はかさを隠そうとする気持ちもあるような、情けないほど傲慢な無関心さと虚栄心

結局、「モテ」の話については、ポカンと口を開けて話を聞くだけになっていました。

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「モテることは簡単です」

というお話は、エステのトリートメント中の、何気ない会話から始まりました。

エステの空間というのは独特です。
トリートメント中は、お客様は裸の状態で、エステティシャンからの施しを一方的に受け入れるので、お客様の心は開放的になります。
普段なら聞けない秘密や、開けっ広げに語られることのないその方の信条についてまでお話ししてくださることがあるのです。

(花織 様)
ふつう女の人は、こんな風に考えないと思うんだけど、

右足のふくらはぎを揉まれながら、花織様は話し始めました。
ちょうど脚のむくみをケアしながら、美脚について話している時でした。

(花織 様)
ダイエットしてるからって、ガリガリにはなりたくないのよね。

(sinaco)
なるほど。

(花織 様)
男の人って、むちむちした脚の方が結局好きなのよ。

(sinaco)
ああ。そういうところ、ありますよね。

(花織 様)
でもさ、雑誌のモデルさんとか見てみなよ。みんなガリガリじゃない?それを見て、世の女性はガリガリの脚を目指すのよね。でも実は、それがモテなくなる原因なわけ。

(sinaco)
…なるほど。

(花織 様)
モテることって、簡単なのよ。でも、みんなそうしないの。変よね。

(sinaco)
―…?

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花織様の脚は、いわゆる黄金比と同じサイズです。これ以上痩せる必要はありません。 エステ業を営み、何千人も女性の脚をケアしていると、太ったりむくんだりした脚もたくさん見ますが、花織様のように既に理想的な脚のサイズになっている方も多いと経験上知っています。

花織様は、他の美脚のお客様たちとは、少し違っていました。

他の美脚のお客様たちは、どんなに美しい脚を持っていようと
「私の脚は太い!ガリガリに痩せたい!」
と思っています。

花織様は、ベストサイズさえキープできていれば、それ以上は痩せる施術を必要としません。

花織様以外の既に美脚な方もそうでない方も、ダイエットとなると皆一様に痩せようと一心不乱になるのに対して、花織様だけは、あくまで必要な分の施術やトリートメントだけで済むのです。

(花織 様)
女性雑誌ばっかり見てるからよね。モデルさんたちはみーんな、脚が細いわよ。そんなのずっと見てるから、どんなに自分が痩せたって不安は消えない。

(sinaco)
たしかに、皆さん、どんなに痩せても不安そうです。

(花織 様)
たまには男性雑誌を見てみると良いわよ。

 

(sinaco)
へぇ!男性雑誌。

(花織 様)
男性雑誌なら、むちっとした太ももの女ばかりが載ってるわよ。だって、そっちの方が男の人は好きなんだから

(sinaco)
確かに、男性雑誌には男性の理想が載ってる訳ですもんね。 女性雑誌と見比べると、面白いかもしれません。

(花織 様)
女性誌ばっかり見てたら、そりゃモテないわよ。

正直、

私も、内ももに隙間が空けば空くほど美脚だと思っていましたから、むちむちした脚の良さに全くピンときませんでした。

ダイエットはすればするほど良いもので、多少痩せたって満足できないし、いつだってもっと細い脚・もっと華奢なラインを目指すものだと思っていましたから、
「男の人が痩せすぎない脚を好ましく思っている」
なんて、完全に思考から外れていたのです。

気づかなかったけど、私、モテない街道ばく進中だった…ってこと…?!

トリートメントを終えた帰り道、花織 様との会話を思い出しながら、 ひそかに背筋を凍らせたのでした。

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シリーズ『魅惑力の高め方』
1章につきLesson編Practice編の2編があり
Lesson編は、具体的なアドバイス
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